山梨学院高校人工芝グランド9:00
グランデ1-1(0-0,1-1)フォルトゥナ
PK3-5
ロスタイムに追いつかれてPK負け。
今年のチームに足りなかったもの。
それは勝利の女神が微笑んでくれない理由がある。
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ようやく魂の円陣ができてきた。
信頼しつづけ、頑張ってついてきた一人。成功の光が少し見えてきた。
意地を見せろ。応援しつづける。
1年生から鍛えたかった。逸材。もつたいない。見かけ以上に性格も良いし。
ヒロ、ユウジ、タイセイ、タカ、
7番は才能あるダイヤモンドの原石が1期生から毎年付けている番号。
歴代、磨きかたが一点集中タイプが多いようだ。
原石のままで終わるな。
ダイヤモンドの輝きを放つにはここからの磨きだぞ。
諦めるなよ。あと少し昇れば素晴らしい景色が見えてくるのに。
コラソングランデ。
こいつもまた、デカイダイヤモンドの原石。
デカイだけに磨く範囲は広く、サッカー以外にも及ぶ。
いつ見ても美しい。絵になる。
それだけに、コラソングランデがあればといつも思う。
自分の才能に気づいていない。
サッカーに限らず才能ある人間の宿命か。
あえて言う。もうひとつ。人としての強さ。
秋山隼人。先週に続きグランデ公式戦2得点目。そしてこの学年ラストゴールとなった。
歴代の中でもスーパーゴールだと思う。
それは魂が入っていた。突き刺されという願い。生まれてからのサッカー人生全ての気持ち・執念の一蹴り。
17番が輝いた。
秋山隼人と小林 光。春にはGKやっていたこの2人こそグランデの象徴選手。
今年の副キャプテンすら巻かなかったキャプテンマーク。
キャプテン・副キャプテン以外の選手で
キャプテンマーク巻いた選手は小林光が歴代選手でただ一人。
それだけ・グランデに対しての愛情・仲間へ対しての愛情・いつも真剣。良くやり通した選手。
怒鳴ったり、へんなアピールしなくても人間性がいかに大切か表現した選手。
必ずや花開く選手。
将来グランデコーチをお願いしたい選手。
学の慰労会の挨拶を聞いて成長したと思った。良かったな。人間として成長した。
グランデ設立時、誰よりも迷わず1人で入ってきた選手。
人には言えない苦労あった。少しは俺も知っているつもり。
私の好きな5番を背負ってラストゲームのピッチに立てたことはなによりだった。
俺も嬉しい。今後の人生で成功するだろう。
1年時。VF甲府JrユースとのゲームにVF甲府のユニフォーム着てきたテンションが懐かしい。
お前はVF甲府のサポーターか。「そうです」と言われた。俺より上手だと思った日が懐かしい。
タクロウもギリギリ間に合った。練習量・経験量のブランクはもったいなかった。
それでもラストピッチ。2試合連続PKという舞台に立てた事はなによりだった。
この後の精進を期待したい。
ここで泣いた悔しさは一生の宝だろう。
グランデでやり通した証。
「悔しいです。」
遼が泣きながら俺に言った言葉。その後、遼は泣き崩れた。
俺も悔しい。
ラストの握手は遼と俺との想いが重なった瞬間でもあった。
悔しい意味はゲームに負けた事ではない。
不器用な俺も遼もこれ以上できないぐらい精一杯努力してここまでやってきた。
にもかかわらず。それが分からないレベルの人間が居たという悔しさ。
勝利の女神が微笑まなかった理由でもある。
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キャプテンを遼にしたことだけは間違えではなかった。
キャプテン選びだけは今年もまた俺の目に狂いはなかった。
それだけが救い。
タイプは違うが歴代キャプテンに並んだ。
苦労で言えば一番厳しかったかもしれない。それだけに褒めてやりたい。
俺を信じてついてきてくれて。
「ありがとう」遼。
お前等のスタート地点はここだぞ。ここから這い上がれるかどうか。
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