今年もまた高円宮杯が終わり、また一から出直しである。
3年前の3位は嬉しかったけど
今回の3位は本当に悔しかった。
怪我・退場者等満身創痍での戦いでもあった。
選手の能力を発揮させてやることができなかった。
バックアップメンバーまで準備出来なかった。
全ては俺の責任である。
まだまだ俺は修行が足りない。
1回戦から白ユニフォームで戦い続けてきた。
グランデ緑のホームユニフォームに袖を通すことはなく高円宮杯の舞台が幕を閉じた。
緑ユニフォームは選手出揃ったときに着させようと1回戦から心決めていた。
それが決勝になったのか、関東大会でなのか俺自身もわからなかったが、フォルトゥナ戦でなかったことだけは確信できる。
ただ一つだけ言えたことは、20名ベンチ入れるのに15名登録。
控えには3年生1名と1年生3名。キャプテンすらベンチに入れず、鬼の所行で戦った。
練習ゲーム・県リーグも含めて私情に流されず同じスタンスでこの大一番もベンチ入りメンバーを決め通した事は我ながら自身を褒めてやっても良いかなと思う。
誰でも今を勝ちたいと思うだろう。それでも明日を見て今だろう。
?田舎チームであってもエリートチームと対等に戦える事の証明は来年に持ち越しとなった。
キャプテン代行ユウキが泣きながら「負けてしまってゴメンなさい」と言われたときには流石に俺もこたえたな。
コイツとは保育園6歳からの付き合いだ。
会場から相手チームも係員も全員居なくなり1時間以上も白いユニフォームのまま大声で泣き続けた選手達。
涙枯れるまでとは言うがこれだけ涙って出るものなんだ。
もう日が暮れている。
かける言葉も見つからないまま、俺はただ見守ることしか出来なかった。
この悔しさを忘れず、彼らが将来、苦しいとき、踏ん張る時、
この日の悔しさがエネルギーになってくれればと思う。
?コンチクショウの精神だな。 tabata |