新年あけましておめでとうございます。

小淵沢サッカー少年団設立そしてDEN開業と共に昭和から平成となり、25歳の私は平成と共に駆け抜け30年間の月日と共に気がつけば56歳となります。
この間に3人の子宝に恵まれ、今は3人とも立派に成人しました。
今、思えば、子育ての30年間でありました。

少年団設立からスタートし、
フットサルクラブ設立、ジュニアユースクラブチーム設立、特定非営利活動法人設立、市スポーツ総合施設指定管理受託、Jリーグヴァンフォーレ甲府業務提携等、
全ては子ども達のサッカー環境をよくしたいという思いだけでここまできました。
ゆえに毎日が学びの連続でした。

町、市、山梨、日本において試行錯誤を繰り返しながらも初めての試みであり、全てが前例のない中で道を切り開いて今があります。

全てのプロセスが自身の知識と経験と人脈となりました。
そして、多くの出会った人生の諸先輩方から人間としての基礎を学んだ30年間でもありました。

戦略の前半戦は「自身を育てる」「自身を作る」「子ども達から学ぶ」すなわち「学びの30年間」がキーワードであったのだと思います。

本年は新元号と共に次なる仕上げのステージへ挑戦する節目の年になります。

数々の実績を残されてこられた諸先輩方には大変生意気な言い方に聞こえてしまうかもしれませんがお許しください。
けっして驕り高ぶる気はありません。

サッカーに例えるならば、ワールドカップ本戦出場することが目的の試行錯誤のレベルではなく、さらにはグループリーグ突破が目標のステージも終え、
こうすれば本気で優勝を狙える微かな光が見えてきたそんな感覚をぼんやりと感じています。
どんな世界でもこのわすがな距離が、近いようで遠く困難であることはいうまでもありません。

ここからは、地力があることは当然であり、運をも味方に付ける日頃の地道な鍛錬による経験と知識の差が勝敗を分ける芸術的要素が加わる勝負の後半戦であります。

平成の30年間コツコツと地道に学んできた知識と経験量、そして地道に築いてきた沢山の友人や知人、地域のみなさま、全てのみなさまとの信頼を失うこと無く、私自身がこれからも前半戦同様地道にコツコツと新しい知識を学び続け、そして次世代の後進も育てる所存でおります。

そんな勝負の後半戦は「蓄積から共有」「他者を育てる」すなわち「育成の30年間」がキーワードとなります。

サッカーを通じて人並みの生活を過ごさせていただき沢山の学び経験が積めた前半戦への感謝を込めて、
後半戦は微力ながらも全国から一人でも多くのサッカー大好きな少年の夢を本気で叶える力になりたい、将来輝いて欲しい、私を踏み台にして欲しいと思っています。

そして、恐れおおいですが、育てて頂いた地域、日本サッカー界への恩返しをしていきます。

みなさまからのご指導ご鞭撻を糧に、感謝のこころを忘れず、一歩一歩確実に進んでいきたいと思います。

本年も変わらずお付き合いの程よろしくお願いいたします。

敬具

2019年元旦
グランデ・アメージングアカデミー山梨 代表理事 田畑雅宏